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ファビオ・ルイージ x ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

 2023年11月3日にミューザ川崎シンフォニーホールで行われた、ファビオ・ルイージ指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏会を聴いてきました。
曲目は、
ビゼー: 交響曲第1番 ハ長調
ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調「新世界より」 Op.95
[アンコール曲]
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」より ポロネーズ
でした。

 このBlogは2007年3月3日から始めましたが、それより前の2006年12月2日に、同じミューザ川崎で、同じロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏会(この時はマリス・ヤンソンスの指揮でしたが)で、同じ新世界を聴いて、これ以上の演奏はもう無いのではないかというほど感動しましたが、それに近い良い演奏だったと思います。
 ビゼーでは、特にオーボエの柔らかい音が素晴らしかったです。
 ドヴォルザークではビゼーのオーボエソロと別の奏者がイングリッシュホルンを演奏しましたが、これも素晴らしかったです。
 全体的に、木管の存在感が大きかった印象です。新世界の最後は、大音量でフルオーケストラの醍醐味を堪能できました。

 アンコールの曲は、昔に打ち込みをした曲なので細かいところまで注意して聴きましたが、やはり素晴らしい演奏でした。
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藝大フィルハーモニア管弦楽団の演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

 2023/4/20に東京藝術大学奏楽堂で行われた、藝大フィルハーモニア管弦楽団 定期演奏会(藝大定期第415回)を聞いてきました。曲目はオール・ベートーヴェン・プログラム(指揮者なし)で
 ベートーヴェン:12のコントルダンス WoO.14 (遅刻して聞けず)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 《運命》 op.67
でした。
 指揮者なしでどのような演奏になるか興味があって聴きにいきました。
 音の出だしがずれるようなことはなかったのには感心しましたが、管・打楽器の音量が全体的に大きすぎで、音量を抑えて欲しいところで十分に小さくならないのが特に気になりました。やはり指揮者は必要ではないか、というのが私の結論です。
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鈴木優人x神奈川フィルの演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

 2022年6月5日に鎌倉芸術館で行われた、鈴木優人指揮、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を聴いてきました。曲目は
 モーツァルト/歌劇「劇場支配人」K.486 序曲
 プーランク/ピアノ協奏曲FP.146
 ブラームス/交響曲第2番ニ長調Op.73
アンコールは
 ブラームス/交響曲第3番 第3楽章
でした。
 プーランクのピアノ協奏曲の冒頭を少し打ち込んだこともあり、生演奏を聴いてみたいと思って聴きに行ったのですが、練習不足なのか、管楽器と弦楽器・ピアノとのタイミングが合わないところが散見され、久元祐子が弾いたベーゼンドルファーピアノの音も演奏も良かっただけに、ちょっと残念でした。また、ピアノのアンコールではプーランクのピアノ協奏曲の第3楽章の主題の元になっている、モーツァルトのロンド(K.485)が演奏され、この選曲および演奏はよかったです。
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リッカルド・ムーティxウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 聴いてきました [演奏会感想]

 2021年11月12日にサントリーホールで行われた、リッカルド・ムーティ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を聴いてきました。
曲目は
 モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K. 385「ハフナー」
 シューベルト:交響曲第8番 ハ長調 D. 944「グレイト」
アンコールは
 J. シュトラウスII世:『皇帝円舞曲』作品437
でした。
 昨年はコロナ禍で1回もコンサートには行きませんでしたので、久々の鑑賞です。サントリーホールはほぼ満席でしたが、マスク着用は義務で、「ブラボー」の発声は禁止。演奏終了後はアナウンスに従って指定の座席から順に退場する、という措置がとられました。
 ムーティは80歳になったとのことですが、歩きもしっかりしていて、指揮の途中に中腰になったりしても問題なく、お元気な様子でした。
 最初のモーツァルトが30分弱で終わったところで休憩がはいり、ちょっと早すぎるのでは、と思いましたが、後半の「グレイト」で約55分、アンコールで約15分と、かなりの長丁場となりました。
 いずれの曲もウィーンフィルお得意の曲であり、指揮もところどころ手を止めてオケに任せる省エネタイプで、安心して聴けました。

 ちなみに、11年前のBlog記事にイントロクイズとして出題した曲は、今回聞いてきたモーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」の第4楽章でした。
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ティーレマンxウィーン・フィル 演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

 2019年11月15日、サントリーホールで行われた、クリスティアン・ティーレマン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を聴いてきました。曲目は
 R. シュトラウス:交響詩『ドン・フアン』作品20
 R. シュトラウス:『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』作品28
 ヨハン・シュトラウスⅡ世:オペレッタ『ジプシー男爵』序曲
 ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『神秘な魅力(ディナミーデン)』作品173
 R. シュトラウス:オペラ『ばらの騎士』作品59 組曲
アンコールは
 エドゥアルト・シュトラウス:『速達郵便で』作品259
でした。
舞台上にはR. シュトラウスの曲を演奏する大編成オーケストラがのっており、そのまま全ての曲が演奏されたため、普段は比較的小編成のオケで聞くことが多い、ヨハン・シュトラウスやヨーゼフ・シュトラウスの曲も豪華な感じで堪能できました。
 今回、ティーレマン指揮は初めて見たのですが、すごくせっかちな人という印象でした。舞台袖から指揮台まで小走りで行き、指揮台に上がって観客におじぎしたら、そのままほぼ頭を上げずに後ろを向きながら素早く指揮棒を取り、拍手の音の残響がまだ残っているうちに曲を始めてしまいます。けれども、指揮自体はせっかちなところはありません。時として左手を大きく動かしすぎてコンサートマスターの譜面台に手がぶつかってしまうこともしばしば。演奏が終わって、演奏者を立たせて拍手をもらう場面でもせっかちで、「はい、立って。はい、終わり」という感じがしました。この傾向を把握すると、お笑いの「天丼」のように感じられ、思わず笑ってしまいました。
アンコールが『速達郵便で』という曲で、せっかち極まれり、でした。

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小林研一郎 x 日本フィルハーモニー交響楽団演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

 2019年8月7日にミューザ川崎シンフォニーホールで行われた、小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団演奏会を聴いてきました。
演奏曲目は
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番
  ピアノ:藤田真央
(ピアノ アンコール)リスト:愛の夢 第3番
・ベートーヴェン:交響曲 第7番
(アンコール)アイルランド民謡:ダニーボーイ(弦楽合奏版)
でした。
 ピアノの藤田真央さんは、今年6月にチャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で第2位に入賞した、今話題のピアニストで、平日の昼間にもかかわらずチケットは完売ということでした。観客は高齢者が多く、マナーがよかったと思います。
 当日は公開リハーサルがあり、そちらも全て聴かせていただきました。リハーサルはほぼ通しの演奏でしたので、コンサート2回分が聞けてお得、な感じでした。リハーサルでコバケンさんが止めるところはわずかしかなかったのですが、修正したいと感じたところは非常に丁寧に「音をもう少し長く伸ばしていただけますか」のようにおっしゃって、本番ではきちんと直っていました。
 ピアノの真央さんに対してはリハーサルでほとんど指示はしていませんでしたし、実際堂々とした演奏でした。なお、真央さんは男性で、歩き方がおっさんぽかったので、真央ちゃんという感じはしなかったです。チャイコフスキーの本番演奏後、真央さんへの拍手が何回かあったあと、コバケンさんがオケのメンバーの個別紹介をして拍手を求めていましたが、それがかなり長かったので、途中で真央さんがステージに出てきてしまい、とまどっていたのが微笑ましかったです。ピアノアンコールのときには、コバケンさんがバイオリン奏者のイスに半分こしかけてオケのメンバーと一緒に聞いていたのが珍しく感じました。
 チャイコフスキー、ベートーヴェンとも、弦の人数をかなり増やしており、ホールの良さもあって低音がよく響き、よい演奏であったと思います。

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リッカルド・ムーティ x シカゴ交響楽団演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

2019年2月3日に東京文化会館大ホールで行われた、リッカルド・ムーティ指揮 シカゴ交響楽団の演奏会を聴いてきました。曲目は

 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調op.64
 リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」op.35

アンコールは
 ウンベルト・ジョルダーノ:歌劇「フェドーラ」より第2幕の間奏曲
でした。

 チャイコフスキーの交響曲第5番はゆっくりした演奏で、通常43から50分くらいの演奏時間のところ、1時間近くかかりました。特に歌わせるところのフレーズの終わりはかなり遅くしていました。
通常の演奏

これに対し、ムーティの演奏は、私の印象ではこんな感じ。

聴き終わって、なんかイタリアオペラ風だな、と思いました。
 シェエラザードは迫力満点の演奏でしたが、これもチャイコフスキー同様、フレーズの終わりをやや遅めにする傾向が感じられました。
 アンコールでは、まさにイタリアオペラの曲を演奏したのですが、これも前の2曲と同様の感じであり、ロシアものをイタリアオペラ風に演奏してみる、という実験的な演奏だったのではないか、と考察しました。結果の良し悪しは個人的な趣味で分かれるところでしょうが、ロシアもの特有の暗さが感じられなくなったように思いました。
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ズービン・メータ x バイエルン放送交響楽団演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

2018年11月25日にミューザ川崎シンフォニーホールで行われた、ズービン・メータ指揮 バイエルン放送交響楽団の演奏会を聴いてきました。曲目は

 シューベルト:劇音楽「ロザムンデ」序曲 D.797
 シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
アンコールは
 チャイコフスキー:白鳥の湖より「ワルツ」
でした。

 元々、マリス・ヤンソンス指揮の予定だったのですが、体調不良とのことでズービン・メータ指揮となりました。しかし、メータも足が不自由で杖をつきながら介助の方に付き添われての登場となり、痛々しい感じでした。指揮は椅子に座りっぱなしでしたが、上半身の動きはしっかりしており、内容としては全く問題ありませんでした。
 バイエルン放送響は9年ぶりでしたが、いい音を聞かせてくれました。理由は不明ですが当初ドボルザークの交響曲第7番の予定だったのがシューベルトの2曲に変わりました。シューベルトの3番というのはめずらしいですが、ドボルザークの7番を聞きたいと思った人にはちょっと退屈な曲だったのではないでしょうか。
 「春の祭典」では一気に演奏者が2倍くらいになり、大迫力の演奏でした。シューベルトのときの古典配置(両翼配置)を拡張したため、通常と音の聞こえ方が違って面白かったです。銅鑼(タムタム)は大きさの違う2種類のものを使い分け、大きい方は打楽器奏者が楽器の前に立って後ろ向きに叩く奏法でした。
 アンコールの「白鳥の湖」は、直前の「春の祭典」の楽器編成のままで行なったため、かなりの重厚感のある演奏でした。
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藝大フィル 第376回定期演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

かなり前になってしまいましたが、6月10日に東京藝術大学奏楽堂で行われた、藝大フィル 第376回定期演奏会を聴いてきました。曲目は

ベートーヴェン:交響曲第8番
ブラームス:交響曲第2番
の2曲のみ、アンコールはありませんでした。

正直、今回はちょっと残念な感じでした。
指揮のペーター・チャバは大柄でムダに振りが大きいく、オケはそれについて行っていない。先日聴いたベルリンフィルと比較してしまっては酷ですが、指揮と出てくる音が合っていないと違和感を覚えるものだと実感しました。
特に音を外す、とか変なところはないのですが、感動的な部分もなく、こう言っては何ですが、N響風の演奏になっていたような。最後の1分程度はそれなりに盛り上がってうまくいったと感じたのがせめてもの救いでした。

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サイモン・ラトル x ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

5月11日にサントリーホールで行われた、サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を聴いてきました。曲目は

ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」
の2曲のみ、アンコールはありませんでした。

ベルリンフィルの公演はいつもすぐにチケットが完売になってしまうのですが、私は今回初めてベルリンフィルのチケットが購入でき、最近リリースされたベートーベン交響曲全集のCDとほぼ同じ演奏が生で聞けました。
サイモン・ラトルは61歳くらいだと思いますが、キビキビした動きで曲のメリハリがはっきりついていました。曲の細部まで指揮の身振りからどのような表現をつけたいかが分かり易く、それに対してオケが見事に音にしていました。
私は微妙な感想を文章であれこれ書くのは不得意なの書きせんが、Blog「川沿いのラプソディ」の記事と同様な感想を持ちました。

日本人メンバーの樫本大進さん、町田琴和さんのサイン会があり、参加条件が¥14,000のベートーベン交響曲全集のCD+ブルーレイ購入という、ハードルの高いものでしたが、コンサートのチケット代から考えれば何てことはない、という方々が多かったのでしょう。
会場では背の高いサントリーの新浪社長がお見えになっており、ひときわ目立っていました。やはり所得水準の高い方が多く来場していたのでしょう。私には今回の連続演奏会を複数回聴けるだけの余裕はございません[冷や汗2]
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