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不協和音が不協でなくなるとき [音程]

最近、次の本を読みました。

音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか (ブルーバックス 1567)

音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか (ブルーバックス 1567)

  • 作者: 小方 厚
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 単行本


この本にはいろいろ興味深いことが書かれていますが、最後のほうに楽音のスペクトルをいじいる話があります。
通常の楽音は整数倍波を多く含むため、3度、5度、8度などがよく協和するのですが、整数倍でない周波数成分をもつとこの基本が成り立たないという話で、例としてガムランがあげられています。
この話を読んだあと、12月12日のBlogで書いたように、ポカリスエットの音の周波数分析をしたら、まさに整数倍でない倍音を含んでいましたので、実験をしてみました。
ポカリスエットのボトルを叩いた音を、ピッチシフトで-973セント、0セント、+811セントずらした音をつくりました。


これを同時に重ねても、あまり不協和音に感じません。

比較のため、ピアノ音源で同じように-973セント、0セント、+811セントずらした音をつくりました。

これは重ねると当然不協和音に感じます。


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アヨアン・イゴカー

にょしにい様。

 にょしにいさんの興味のある話題にVSLとなっているのを知り、メールを書いております。
Viennaのspecial edtionを今年買いました。YAMAHAのXG Works STで曲を入力しています。
 使っていて、途中で別の作業ができなくなるので、PCの性能が不十分なのではないかと疑っております。どのようなPCが必要であるか、ご教示頂けないでしょうか?質問が具体的でなくて、返事のしようがないのかもしれませんが。あるいは、にょしにいさんんの使用中のPCのスペックでも結構です。
 なお、現在使用しているのパソコンはHP Compaq Business Desktop dc5700 SFプロセッサはインテルCore 2 Duo(1.82GHz, 2MB L2キャッシュ)、メモリ容量は1024MB(512MBx2)です。
by アヨアン・イゴカー (2007-12-17 01:28) 

にょしにい

アヨアン・イゴカー 様
VSL Sepcial Editionの要求スペックは、
http://vsl.co.at/en/211/442/484/485/682/370.htm
に書いてあります。たぶん、メモリが1Gではぎりぎりなので、2Gにされると随分快適になるかと思います。
ちなみに、私の使用環境は
http://blog.so-net.ne.jp/nyoshi_ca2/archive/20070303
に書いてあるとおり、メモリは3Gにしています。
by にょしにい (2007-12-17 02:05) 

アヨアン・イゴカー

にょしにい様

早速のご返事ありがとうございます。
今年の冬休みの課題とします。

それにしても、ラフマニノフの前奏曲は感動的です。何度も聴いています。
by アヨアン・イゴカー (2007-12-17 09:33) 

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