SSブログ

中間部のカンタービレ [オーケストレーション]

 サン・サーンス 歌劇 「サムソンとデリラ」から 「バッカナール」の中間部のcantabileの所は、いかにもサン・サーンスらしい、長く美しい旋律です。ハープが効果的に使われています。
 コードをつくるのは管楽器の一部(イングリッシュホルン、クラリネット、バスクラリネット、オーボエ、ホルン)です。

 これをハープが補強すると、だいぶイメージが変わります。

 この上に弦楽器(バイオリン、ヴィオラ、途中からチェロも)でメロディーが乗ります。

 これだけでも良いのですが、さらに次のような単純なリズムパターンがフルート、オーボエ、ホルン、トランペット、途中からピッコロもはいって、入れ替わり立ち替わり加わります。

このリズムパターンを加えることによって、全体との統一感と躍動感を持たせる素晴らしい効果を生みます。

nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 1

アヨアン・イゴカー

ベルリオーズにしろ、サンサーンスにしろ、ラベルにしても、フランスの作曲家はなんと色彩豊かな音楽を書くことでしょう。勿論、好き好きがあるでしょから、色彩豊かなことが絶対ではありませんが。
それも、こうやって、レンガ造りの建物のように聴くことができるのは、大変有難いことです。楽器の効果をいろいろと確認することができるます。
by アヨアン・イゴカー (2008-06-17 00:19) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0