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レガートフレーズの打ち込み - 再考 [打ち込み方法]

MusicTrackなどで他の方々が公開している作品を聴くと、レガートフレーズが自然に聞こえないものが多く感じます。これは工夫である程度改善できるかも知れませんが、音源の出来によるところが大きいのではないでしょうか。
ひと昔の音源、EWQLSO Silverの"VCS Sus Vib DXF Leg pdl KS"をKT4で鳴らした例

一応、DXFとなっていますが、音を伸ばしている間に音色は変化していないように聞こえます。

KT4(Kontakt4)の"Cello Ensenble"の"Sustain"で鳴らした例(AETでできるだけなめらかにしたもの)

これは元々Viennaの音源を使っているのですが、Kontakt側に特別なレガート処理機能があるわけではないので、やはり音を伸ばしている間に音色は変化していないように聞こえます。

EWQLSO PLAY版の"VCS DXF Sus Vib Slow"で鳴らした例

これはさすがになめらかに音色が変化していますが、どちらかというとフォルテの表現が得意でピアノ(弱音)が十分弱音の音色になっていないように感じます。余談ですが、音が連続することが多い場合は、リリースサンプルは再生しないようにした方がすっきりします。
ReleaseOff.jpg

Vienna Instrumentsの"perf-legato"で鳴らした例

私はこれが一番お気に入りですが、より力強い表現が欲しいときは、PLAYの音を重ねるのがよいかと思います。

この応用として、MusicTrackで公開されていたRei-YUKIさんの作品「Prayer~静寂なる祈り~」のエレクトーン(YAMAHA STAGEA)にVienna Instrumentsの"perf-legato"のチェロの音を重ね、レガート感を高めたものを作って「Prayer~静寂なる祈り~ (チェロ補強版)」として公開しました。よろしかったら聴き比べてみてください。
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