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アンドリス・ネルソンスxウィーン・フィル 演奏会聴いてきました [演奏会感想]

  2010年11月2日に、川口総合文化センター リリア メインホール (埼玉県)で行われた、アンドリス・ネルソンス指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を聴いてきました。公式のニュースリリースはこちら
曲目は
 モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調K319
 ハイドン:交響曲第103番 変ホ長調 Hob.Ⅰ-103 「太鼓連打」
 ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調B178「新世界より」
(アンコール)
 ブラームス/ドヴォルザーク編曲:ハンガリー舞曲 第20番、第21番(一つにつなげて演奏)
でした。
 ネルソンスは今回が日本デビュー公演ということでした。座席が前から3列目だったので指揮ぶりがよく見えました。腕は細かく振らずに、体全体の大きな振りと、手先の細かい動きで指揮をする方で、かなり忙しく見えます。アンコールでは指揮台から降りて奏者の近くまで行って指揮をする場面もあり、びっくりしました。
 全体的には早いところは非常に早く、ゆっくりするところはかなり遅めの演奏でした。まだ若いので突っ走りたくなるのでしょうか。特に新世界の4楽章では猛スピードでしたが、さすがウィーン・フィルで音程がぐちゃぐちゃになることもなく付いていっていました。ただ、その速度変化がこなれた感じがなく、まだ作り込み半ばかと思われました。楽団関係者の方のBlogでもそのようなことが書かれています。11月1日に聴いた方の辛口の評もちょっと言い過ぎかも知れませんが、かなり同意できます。
 また、川口のリリアホールは初めてでしたが、ミューザ川崎のホールに聞き慣れた私にとってはかなり残響が短く、ちょっと残念でした。サロネンが急遽キャンセルとなり、川崎が川口と同じプログラムになると分かっていたら川崎にしたのですが。

(11月4日追記) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員でオーストリア人のゲオルク・シュトラッカさん(41)が登山中に滑落、頭を打ち間もなく死亡した、との報道がありました。演奏会のプログラムにもコントラバスのメンバー紹介のところに"Georg Straka"のお名前がありました。謹んでご冥福をお祈りします。
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