これであっているのか間違いなのか [間違い探し]
フォーレ作曲 組曲「マスクとベルガマスク」から第3曲「ガボット」の52小節目の第1音は、オーボエとファゴットがBで、ホルン、チェロ、コントラバスがAになっています。これらを合わせるとこうなります。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ホルン、チェロ、コントラバスもBにすると、すっきりした音になります。
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81小節にも同じ部分がでてきますが、こちらもBとAになっているので、最初のほうで正しいようです。
全てを合わせるとあまり違和感がなくなります。全楽器合わせたものは最初から53小節目まで打ち込みましたので、5月6日のBlogで聞いてください。
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ホルン、チェロ、コントラバスもBにすると、すっきりした音になります。
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81小節にも同じ部分がでてきますが、こちらもBとAになっているので、最初のほうで正しいようです。
全てを合わせるとあまり違和感がなくなります。全楽器合わせたものは最初から53小節目まで打ち込みましたので、5月6日のBlogで聞いてください。
こまかくスコアを追ってゆかないと、気付かないような箇所ですね。
にょしにいさんのやっていらっしゃることは、指揮者に近くなっていると思いますが、どうなのでしょう。演劇で言えば演出家の仕事のような。まず、書かれたものを聖書、聖典のように、一つの音符も、一字一句も、その原点に忠実に再現することを、第一の使命とし、その後に自分自身の味付け、解釈を付加してゆく。
私個人は、いい加減な人間ですから、必ずしも細かいところに拘りはありませんが、拘るところには拘ります。その拘りが個性なのだろうと思います。
今回の例ですが、AとBが重なると、耳障りには聞えますが、現代人の耳には別段、違和感はないと思います。フォーレが半音の不協和音の響きをちょっとした味付けとして使用したのか、それとも別の文学的な特別な思い入れがあったのか、あるいはホルンやチェロの音はAの方が美しいと感じてそうしたのか、私には分かりません。
興味深いご指摘だと思います。
by アヨアン・イゴカー (2008-05-11 14:54)