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東京藝大チェンバーオーケストラ 演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

 2011年11月5日(土)に東京藝術大学構内の奏楽堂で行われた、東京藝大チェンバーオーケストラ によるハイドン・シリーズ2011 第1日 室内オーケストラ演奏会を聴いてきました。
曲目はオール・ハイドンで
《交響曲第7番》ハ長調 「昼」 Hob.I-7(1761年)
《ピアノ協奏曲》ニ長調 Hob.XVIII-11 Op.21(1782年以前)(ピアノ:迫 昭嘉)
《交響曲第82番》ハ長調 「熊」 Hob.I-82(1786年)
でした。
 東京藝大奏楽堂は、日本の有名所のホールのほとんどを手がけている永田音響設計が関わっており、先日行った横浜みなとみらいホールに比べ格段に音響のよいホールで、ここでの演奏は毎回のことながら満足感が高かったです。
 全体に若々しい演奏で、指揮者なしでピタリと合っており素晴らしかったです。加えて前半のコンミス(河野さん)による、やわらかい音色の演奏と、後半のコンマス(森岡さん)による、力強い演奏のコントラストもよかったと思います。

 後半の交響曲第82番「熊」は、第4章冒頭の前打音を伴う低音がクマの唸り声を思わせることから、この愛称で呼ばれるようになった、というものですが、楽譜では前半を2回、後半を2回繰り返すことになっており、その通り演奏すると結構しつこく聞こえます。
haydn82.jpg
前半の終わり、後半の終わりとも、完全な終止形で、1小節の休符もはいっているので、初めて聴いた人はどこが本当の終わりか分かりにくいです。この日の演奏会では、後半の1回目の終わりで拍手が起こりましたが、淡々と繰り返しが演奏されました。おかげで、後半の2回目の終わりでは拍手してよいものかどうか迷った人が多く、良い演奏だったにもかかわらず徐々に拍手が大きくなる、という感じになりました。
 さらに、「熊」の後半の2回目を再度アンコールとして演奏してくれましたが、またも終わりで拍手してよいものかどうか迷った人が多かったのが少し可笑しかったです。
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