グリーグ ピアノ協奏曲のカデンツァ(その1) [音楽表現、解釈]
昨日までのグリーグに引き続き、グリーグ作曲 ピアノ協奏曲第1楽章終盤の、ピアノソロ(カデンツァ)の部分を打ち込んでみています。そこで気付いたのですが、176小節のファミレシ・ファミレシ・ファミレシ・ファミレシ・・・というところの回数が、実際の演奏ではまちまちになっているようです。
楽譜通りだと、21回もくりかえすことになっています。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
これだと、ちょっとくどい感じがするのでしょう。私の手元にあるリヒテルの演奏は11回、ホルヘ・ボレットの演奏は14回くらいに聞こえます。皆さんは何回くらいがお好きでしょうか。
楽譜通りだと、21回もくりかえすことになっています。
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これだと、ちょっとくどい感じがするのでしょう。私の手元にあるリヒテルの演奏は11回、ホルヘ・ボレットの演奏は14回くらいに聞こえます。皆さんは何回くらいがお好きでしょうか。
こういうものを、よく数えられましたね。カデンツァが演奏者の自由裁量に任されているならば、その時の気分で演奏回数が多少変わってもいいのではないでしょうか。しかし、作曲者によって指定されているのであれば、それに準ずるしかないと思います。くどかろうが、淡白すぎようが、それを書いた時作曲家はそういう気分だったはずだからです。忠実に演奏することで、作曲者自身の心境により一層近づけると思います。
by アヨアン・イゴカー (2008-03-10 23:55)