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LASS2のARCを使ったキースイッチ [ソフト]

 LA Scoring Strings 2.0のARC(Audiobro Remote Control)は、Kontaktのマルチラックに読み込んだ複数のパッチに対して、スクリプトを使って一体的な設定を行うものです。その中の目玉は、キースイッチが使えるようにすることです。
 Kontaktでキースイッチを設定する方法は2010年5月6日のBlogに書きましたが、おそらくはこれと同様の設定をスクリプトで行っていると思われます。
 ARCのメニュー(解説ではHome Pageと呼んでいる)は、Kontakt右上のスクリプトエディタボタンを押した後、左上のプルダウンメニューからPreset - User - ARC 1.06 を選ぶと表示できます。
arcopen.jpg
ARCHome.jpg
 キースイッチの設定は2つのステップが必要です。
 まず、"SETUP"ページでKontaktに読み込んだパッチとARC上の名前を関連付けます。"SETUP"ページの1〜16の欄がそれぞれMIDIチャンネルの1〜16に対応しますので、読み込んだパッチのMIDIチャンネルに合わせて名前を付けます。自動的に読みこんだパッチの名前が付けばよさそうに思えますが、スクリプトの都合かプルダウンで選べるARC固有の名前に限られます。
LASSsetup.jpg
 次に、"KEY SWITCH"ページで先のSETUPで名前をつけたパッチをキースイッチ用の鍵盤と関連付けます。
左側の鍵盤を縦にした絵の、好きな位置の鍵盤部分をクリックすると、付けた名前がプルダウンメニューとなって現れますので、ひとつを選びます。同様にして、全てのパッチを鍵盤に割り当てます。そして、一番下の"ド"の位置の鍵盤が実際の何の音を表すかを設定します。C0とかC1、あるいはC6にすることが多いでしょう。ソフトキーボードのC0がどの位置かは分かりにくいので、鳴らして確かめておくとよいです。更に、右上の"KEY SWITCH INPUT CHANNEL"を選びます。これで最低限の設定は完了します。
KeySWset.jpg
 以上の設定により、もともと別々のMIDI Channelで入力しなければならなかったパッチが、"KEY SWITCH INPUT CHANNEL"で設定したMIDI Channel(例えばCh-1)のままでKEY SWITCHにより切り替えられるようになります。
 こうした2段階の設定方法なので、試しにSETUPのところでLASSのパッチ以外のパッチを割り当ててみたところ、うまく切り替えができてしまいました。
LASSsetup2.jpg




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