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イデー・フィクスの扱い [音楽表現、解釈]

ベルリオーズ 幻想交響曲第4楽章の164小節からのイデー・フィクス(固定観念、恋人の旋律)がデクレッシェンドで消えるとffでギロチンの一撃となります。

小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団の演奏では、デクレッシェンドの部分をクレッシェンドで演奏しています。こんな感じになります。

考えるに、イデー・フィクスが自分で聞こえるとすると、意識が遠のいてギロチンの一撃となり、処刑を他人が見ているとすると、ギロチンの刃が上がっていく緊張感をクレッシェンドで表しているのではないでしょうか。


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