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東京藝大チェンバーオーケストラ 第17回定期演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

 2011年7月3日(日)に東京藝術大学構内の奏楽堂で行われた、東京藝大チェンバーオーケストラ 第17回定期演奏会を聴いてきました。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターのライナー・ホーネックを迎えての演奏会でした。
曲目は
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク Kv.525 (指揮:ライナー・ホーネック)
モーツァルト:ハフナーセレナーデ Kv.250 (指揮とヴァイオリンソロ:ライナー・ホーネック)
でした。2曲目が約1時間くらいと長かったので、アンコールは用意されていませんでしたが、拍手が多かったのに応えてくれて、2曲目の第5楽章の一部をアンコールとして演奏してくれました。
 演奏はさすが藝大の精鋭だけあって上手でした。特に弦は単独でも素晴らしかったのですが、2曲目でライナー・ホーネックが加わると音に芯と深みがでて、音だけ聴いたらウィーンフィルの演奏です、と言われても分からないくらいよい音が鳴っていました。
 ウィーン・フィルのコンサートマスターと学生が並んで演奏するという、めったにない機会だったので、じっくり見比べてみましたが、ホーネックさんは弓の動きが全くぶれず、端ですっと止まるため、音の立ち上がりから最後まで音色と音程が保たれているように見えました。
 会場の東京藝大奏楽堂は、以前にも聴きに行きましたが、小編成のオケでもよい響きのするホールで、満足感が高かったです。
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ストラディヴァリウス・サミット・コンサート2011 を聴いてきました [演奏会感想]

 2011年5月30日にサントリーホールで行われた、ベルリン・フィルハーモニック・ストラディヴァリ・ソロイスツによるストラディヴァリウス・サミット・コンサート2011を聴いてきました。曲目はBプログラムで
 モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調 KV138
 バーバー:弦楽のためのアダージョ
 スーク:弦楽のためのセレナーデ 変ホ長調 作品6
 シューベルト: 5つのメヌエットと6つのトリオ D89    
 チャイコフスキー:弦楽のためのセレナーデ
アンコールは
 J.S.バッハ:G線上のアリア
 グリーグ:ホルベルク組曲から前奏曲
 モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K525から第1楽章
でした。
 以前聴いた、ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団の印象から、力強い演奏を想像していましたが、どちらかというとウィーンフィル風のやわらかく繊細な音を聴かせてくれました。
 特に、チャイコの弦楽セレナーデ第2楽章は所々で純正律と思われる美しいハーモニーが響いて素晴らしかったです。バーバーも良い演奏で、思わず演奏終了後にウルッときてしまいました。
ドイツの方は放射能を恐れて来日をキャンセルする方が多いなか、日本のためを思って来てくれた彼らに拍手。
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リッカルド・シャイーxライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

 2011年3月5日、サントリーホール 大ホールで行われた、リッカルド・シャイー指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏会を聴いてきました。
曲目は
 ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』 op. 92
 ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op. 53(ヴァイオリン:レオニダス・カヴァコス)
(ヴァイオリン アンコール)
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調 op.27-4 から「アルマンド」

 ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 op. 70
(オーケストラ アンコール)
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 ホ短調 op.72-2
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 ハ長調 op.72-7
でした。

 オーケストラの配置がちょっと変わった両翼配置で、1st Vnの後ろにコントラバスが並び、チェロは中央でした。そのためか、あるいは自分の座席が1階奥の2階席が屋根のようにかぶっている所だったためか、弦の一体感はあるのですが、管との一体感が少なく感じました。
 1曲目の序曲『謝肉祭』は、気に入っていた演奏が

ドヴォルザーク : 交響曲第9番ホ短調「新世界より」

ドヴォルザーク : 交響曲第9番ホ短調「新世界より」

  • アーティスト: ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団,ドヴォルザーク,シャイー(リッカルド)
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1997/05/25
  • メディア: CD


だったこともあり期待していました。基本的な演奏のテンポ、音量バランスはほとんどCDと同じでよかったのですが、コンセルトヘボウと比べると、ホルンが力不足に感じました。
 2曲目のヴァイオリン協奏曲は、ソロのカヴァコスが大柄な見た目とは違い、非常にやわらかい音をだしており、花粉で痛くなった目を閉じながら聴いていたら、心地よくうとうとして、肩のこりが和らいだように感じました。
 3曲目の交響曲第7番は、特に3、4楽章のテンポが早く、盛り上がってよかったです。

 オール・ドヴォルザーク・プログラムであったので、アンコールはスラヴ舞曲のどれかだろうと予想していましたが、実際に演奏されたものは予想通りでした。特に最後の7番はかなり早いテンポながらうまくまとまっており、シャイーらしいよい演奏でした。

 アンコールも聴かずに帰る人が多かったのが不思議でしたが、終演後にロビーに出たら、シャイーのサインを求める人の長蛇の列ができており、そういうことだったのかと納得しました。サインを欲しがるような人が演奏を聴かないというのも変な感じがしますが。
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マリオ・コシックxスロヴァキア放送交響楽団 演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

 2010年11月13日、東京オペラシティ コンサートホールで行われた、マリオ・コシック指揮、スロヴァキア放送交響楽団の演奏会を聴いてきました。
曲目は
 スメタナ: 「売られた花嫁」序曲
 チャイコフスキー : ピアノ協奏曲第1番<ピアノ:スタニスラフ・ジェヴィツキ>
(ピアノ アンコール)
 リスト : ラ・カンパネラ
 ラフマニノフ : 13の前奏曲 作品32から第5番 ト長調
 ドヴォルザーク : 交響曲第8番
(オーケストラ アンコール)
 渡辺俊幸 : 「利家とまつ」テーマ
でした。
 オーケストラ団員に比較的体の大きい人が多いせいか、出だしの 「売られた花嫁」からしっかり音量がでて生オケのよさを堪能できました。逆に、ピアニッシモの繊細な表現はあまりうまくないようでしたが、今回の演奏曲ではそのようなところが少なかったのでボロは出にくかったように思います。
 アンコールは映画音楽のようだと感じましたが、意外にも日本人作曲家の大河ドラマのテーマ曲でした。ノリもよく最高の音量でスカッとし、このような曲があっているオケではないかと感じました。
 ピアニストのスタニスラフ・ジェヴィツキはまだ若い方ですが、オーソドックスな演奏に聞こえました。チャイコフスキーの迫力、リストの早弾き、ラフマニノフの繊細な音、全て無難に弾きこなし、オールラウンドプレーヤーでした。
 先日のウィーンフィルのように大きな期待をしないで行った分、期待以上の演奏が聴け、満足度は高かったです。
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アンドリス・ネルソンスxウィーン・フィル 演奏会聴いてきました [演奏会感想]

  2010年11月2日に、川口総合文化センター リリア メインホール (埼玉県)で行われた、アンドリス・ネルソンス指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を聴いてきました。公式のニュースリリースはこちら
曲目は
 モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調K319
 ハイドン:交響曲第103番 変ホ長調 Hob.Ⅰ-103 「太鼓連打」
 ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調B178「新世界より」
(アンコール)
 ブラームス/ドヴォルザーク編曲:ハンガリー舞曲 第20番、第21番(一つにつなげて演奏)
でした。
 ネルソンスは今回が日本デビュー公演ということでした。座席が前から3列目だったので指揮ぶりがよく見えました。腕は細かく振らずに、体全体の大きな振りと、手先の細かい動きで指揮をする方で、かなり忙しく見えます。アンコールでは指揮台から降りて奏者の近くまで行って指揮をする場面もあり、びっくりしました。
 全体的には早いところは非常に早く、ゆっくりするところはかなり遅めの演奏でした。まだ若いので突っ走りたくなるのでしょうか。特に新世界の4楽章では猛スピードでしたが、さすがウィーン・フィルで音程がぐちゃぐちゃになることもなく付いていっていました。ただ、その速度変化がこなれた感じがなく、まだ作り込み半ばかと思われました。楽団関係者の方のBlogでもそのようなことが書かれています。11月1日に聴いた方の辛口の評もちょっと言い過ぎかも知れませんが、かなり同意できます。
 また、川口のリリアホールは初めてでしたが、ミューザ川崎のホールに聞き慣れた私にとってはかなり残響が短く、ちょっと残念でした。サロネンが急遽キャンセルとなり、川崎が川口と同じプログラムになると分かっていたら川崎にしたのですが。

(11月4日追記) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員でオーストリア人のゲオルク・シュトラッカさん(41)が登山中に滑落、頭を打ち間もなく死亡した、との報道がありました。演奏会のプログラムにもコントラバスのメンバー紹介のところに"Georg Straka"のお名前がありました。謹んでご冥福をお祈りします。
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ポリーニ ピアノリサイタル聴いてきました [演奏会感想]

 2010年10月17日 (日)サントリーホールで行われた、マウリツィオ・ポリーニ のピアノリサイタルを聴いてきました。曲目は
 ショパン:24の前奏曲 op.28
 ドビュッシー : 6つの練習曲 (「練習曲集」 第2集)
 ブーレーズ : ピアノ・ソナタ第2番
(アンコール)
 ドビュッシー: 前奏曲集第1巻から 「沈める寺」
 ドビュッシー: 前奏曲集第1巻から 「西風の見たもの」
 ショパン: 練習曲 ハ短調 op.10-12 「革命」
 ショパン: バラード第1番 ト短調 op.23
でした。

 私としては、ポリーニが元気なうちに一度は聴いておきたいと思っていきました。
 ショパン24の前奏曲は、他の人のBlogでは指慣らし、と書いている方もいらっしゃいましたが、私は意図してやわらかい演奏から徐々に力強い演奏に変化させ、全体を通して盛り上げたのではないかと感じました。最後の24番は素晴らしかった。2008年8月31日にこの曲目の関連Blogあり。
 ドビュッシーは、、、すみません、苦手なものでコメントできません。
 ブーレーズのピアノ・ソナタ第2番(日本では1995年以来実に15年ぶりの演奏)はWikiPediaによると、「各楽章で12音音列が設定され、基本となる音列は譜面上で冒頭に提示されている。しかしほとんどの箇所でセリーが複雑に入り組んでいるため、アナリーゼは大変難しい。曲を理解するのに十分な知識が必要とされるのみならず、演奏至難な箇所も随所に存在し、20世紀のピアノ曲の中でも屈指の難曲とされる。ピアニストマウリツィオ・ポリーニは、この曲を現代音楽のレパートリーとしており、その録音も高く評価されている。」とのことで、私には理解できませんでしたが、無調の複雑な音楽を暗譜で弾くというだけでも驚異的でした。(追記:翌日18日の世界文化賞受賞記念講演でポリーニは「この作品は1回の演奏で全部理解していただくのは困難だと思っている。」と述べたそうです。)
 19時頃から始まって、21時にはブーレーズが終わったのですが、それからアンコール4曲、30分も弾いてくれて、どんどん引き込まれる演奏が続き、最後のバラード第1番は最高でした。体調が悪く、頭痛がしていたのですが、演奏を聴いたらかなり良くなったように感じました。
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アルフォンス・エガーxコルソ・ウィーン 聴いてきました [演奏会感想]

 1月9日のアルフォンス・エガー指揮、コルソ・ウィーンの演奏会を聴いてきました。
 会場は「ミューザ川崎 シンフォニーホール」で、曲目はAプログラムでした。
 第一部のモーツァルトは、まだ調子がでていなかったのか、やや元気のない演奏でしたが、第二部のワルツ・ポルカはよかったです。
 ウィーンフィルの今年2010年のニューイヤーコンサートでも演奏された、ヨハン・シュトラウスの「クラップフェンの森にて」は、カッコウの鳴き声を出す楽器が使われます。ウィーンフィルでは箱状のもののふたを開け閉めするタイプでしたが、こちらでは「ふいご」のようなしくみで右側を押す音と左側を押す音の音程が違っていて、片手で「かっ」「こう」の音がだせるものでした。打楽器奏者が2人しかいなかったので、一人はティンパニを叩きながらカッコウの鳴き声もだし、もう一人はドラムセットのようなもので小太鼓とシンバルと「ピョロピョロ」という鳥の声をだす笛の3つを同時に演奏していました。
 今年の目玉であった、ソプラノのエヴァ・リンドはビジュアル的には明るくなりましたが、歌はソプラノ一人だけなので少し寂しい感じがしました。

 アンコールは
  グスタフ・ペーター : レンツ・サーカスの想い出
  レハール : 「メリーウィドウ」より「ヴィクトリアの歌」
  グスタフ・ペーター : レンツ・サーカスの想い出 (スペシャルバージョン)
の3曲でした。
「レンツ・サーカスの想い出」はこの楽団の得意曲のようで、ティンパニを叩いていた方(ロラント・アルトマン)がマリンバの超絶技巧を披露して盛り上がりました。最後に同じ曲をもう一度始めたと思ったら、いろいろな楽器がマリンバにかわって代わる代わる早吹き・早弾きをして最高に盛り上がって終わりました。
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シュトゥットガルト室内管弦楽団 聴いてきました [演奏会感想]

2009年11月30日に紀尾井ホールで行われた、シュトゥットガルト室内管弦楽団の演奏会を聴いてきました。
曲目は
コレルリ:クリスマス協奏曲
ヴィヴァルディ:「四季」より“冬”
J.S.バッハ:G線上のアリア
J.S.バッハ: ブランデンブルグ協奏曲第3番
(休憩)
ドヴォルザーク:弦楽セレナード

アンコール
モーツァルト:カッサシオン から アンダンテ
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲 第10番 ロ短調
モーツァルト:ディヴェルティメント 第1番 ニ長調 第1楽章

演奏会のチラシには「名曲で綴る、季節の便り 華麗なる調べ」とあった通り、名曲揃いで聴き易かったですが、アンコールの2曲目はめずらしい曲で、私は知りませんでしたが、モーツァルトとは明らかに違う雰囲気の曲で面白かったです。

今回の来日では、指揮のミハエル・ホフシュテッターが病気のため来日できず、コンサートマスターのベンジャミン・ハドソンが指揮と独奏を勤めましたが、あまり指揮をしているという感じも無く全体に息があった演奏になったのは、普段から団員同士が息をよく合わせているためでしょうか。

私の座った紀尾井ホールの座席は、1階のバルコニー席というめずらしいところで、ステージと同じ高さで繋がっており、演奏の様子がよく分かると同時に一体感、親密感が得られ、なかなか良かったです。


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マリス・ヤンソンスxバイエルン放送響 聴いてきました [演奏会感想]

 2009年11月14日、ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた、マリス・ヤンソンス指揮、バイエルン放送交響楽団の演奏会を聴いてきました。曲目は、
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(チェロ:ヨーヨー・マ)
 ブラームス:交響曲第2番
でしたが、ドヴォルザークのチェロ協奏曲のあとのアンコールは、
 ヨーヨー・マと首席チェロ奏者の二人の演奏(ベリエール:『二つのチェロのための二重奏曲』から第3楽章)
 ヨーヨー・マとチェロ第1プルト2人+首席オーボエ奏者による演奏(モリコーネ:ミッション)
 ヨーヨー・マの単独演奏(バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番より前奏曲)
の3曲も楽しませてくれました。
更に、ブラームスの交響曲第2番では、バイエルンのチェロ奏者に混じってヨーヨー・マも最初から最後まで全部一緒に弾いてくれました。
その後のアンコールは、
 グリーグ:ソルヴェイグの歌(オーケストラ版、ヨーヨー・マも混じって演奏)
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番(途中、ヨーヨー・マを含む弦楽器奏者8人くらいによる室内楽風の部分あり)
と盛りだくさんで、結局ヨーヨー・マはフル出場でした。
 バイエルン放送響は、一昨年にも聴いたのですが、(たまたま2階中央のよい席がとれたせいもあるかもしれませんが)その時より随分よい演奏を聴かせてくれたと思います。特に管楽器のレベルが上がり、全体的にバランスがよくなり、どの曲も完璧に聞こえました。チケットは最高額クラスでしたが、演奏も今年のベストに選ばれることでしょう。
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ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団の演奏会を聴いてきました [演奏会感想]

 昨日2009/10/17(土)にミューザ川崎シンフォニーホールで行われた、ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団の演奏会を聴いてきました。フルオケの迫力を楽しみにしている私は、室内楽を聴きに行くことはなかったのですが、演奏曲目に昨年の2月23日のBlogで公開している、グリーグ ホルベルク組曲から「プレリュード」も含まれていたので、聴きに行ってみました。
 宣伝文句に『「名曲を名演奏で」を実現する究極の弦楽アンサンブル』と言うだけあって、聴き易い曲を素晴らしい演奏で聴かせてくれました。
 全て良かったのですが、後半から特に調子が上がってきたように感じました。アンコールは大サービスで4曲、約30分にわたるものでした。
 通常、ピアノまたはオーケストラで演奏されるラヴェルの「道化師の朝の歌」や、ピアノがはいるピアソラの「ブエノスアイレスの冬/ブエノスアイレスの春」を弦楽五重奏のみで演奏してしまうのにはびっくりしました。
 また、多くの人がブログで書いていますが、2009年1月にベルリンフィルを退団してソリストとして活躍しはじめたというコントラバスのナビル・シェハタが、ソリストとして演奏するボッテジーニ作曲『ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」による幻想曲』は、コントラバスのウルトラテクニックでただただ驚くばかりでした。
 今回は内容からするとお得ともいえるチケット代でしたが、来年からは高騰してしまうかも、と思いました。
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